11月13日(日)震災復興フォーラムを開催しました。
今回は町区集団移転予定地の現場見学会、芋煮会、復興ライブと盛りだくさんの内容でした。
今回のテーマは“五感で考える街の姿”。
第1部は、集団移転予定地までのウォーキングと芋煮会です。
9:30に受付を開始しました。参加された皆さんはこれから歩くコースの地図とペットボトルの水を受け取りました。
中には小さなお子さんもいて普段の体験型講座とも違う雰囲気でした。
はじめに、加納事務局長の今日の説明と及川会長のあいさつがあり、いよいよ出発です。
まずは、八幡神社に寄って無事にケガなくゴールするため、
また、集団移転の成功のためにまずはお参りです。
この日は天候にも恵まれて、運動にもちょうどいい気温でした。
みなさん仲良くお話ししながらゆっくりあせらず歩いて行きました。
ここで少し休憩です。ちょうど老健施設「はまなすの丘」の裏側の場所です。
隣の仮設住宅広場ではお昼の芋煮会の準備をみなさん協力して進めていました。
さらに奥に進んでいきます。
紅葉も始まり、なっている実もきれいに色づいていましたよ。
途中段差や足場が悪いところもあったので、ここで少し休憩です。
こちらが集団移転予定地の中心部になるそうです。
みなさんは想像できましたでしょうか。
紙の上や、模型では感じられないまさに“五感で考える街の姿”が
少し感じることができたのではないでしょうか。
ここからは少し下り坂です。グリーンロードが見えてきました。
ゴールまでもう少しですが、グリーンロードから集団移転予定地を見てみることにしました。
全体を見渡すとまた違った印象でした。
いよいよゴールの「はまなすの丘」が近づいてきました。
子どもたちはお昼が待ちきれず、走り出して先に行ってしまうことも。
みなさんお疲れ様でした。ケガなく無事にゴールできました。
それではお待ちかねの芋煮会です。
芋煮とは宮城・山形の風習なのですが、
宮城では味噌味で豚肉、いわゆる豚汁の里芋版、
山形では醤油味で牛肉が原則?とされています。
今回はその2種類に加え、鮭が入った味噌味の“鮭汁”の3種類が
おにぎりと共に振る舞われました。
200人を想定して300人分を前日から用意されたそうですが、
実際の参加者は120人だったので、
おかわりも1度や2度では済みませんでした(笑)。
楽しく食事をしながらも、小泉の良さを語り合ったり、
もう一度歩いて来た道を思い出しながら想像を膨らませたりと、
あっという間に時間は過ぎてしまいました。
それと、「はまなすの丘」に愛知県の支援団体を通じて届いた救援物資、
主に冬用の衣類を参加されたみなさんにお裾分けしていただきました。
中でも、手編みの「はんてん」には、
地元の小学生が書いた手紙がついているそうです。
はんてんと同じくらい、心があたたまるお手紙です。
後片付けも仲良く協力してすぐに終わってしまいました。
後片付けの最中も笑顔が絶えない姿が印象的でした。
さて、お腹も満足したところで、第2部のはじまりです。
世界中で活躍されているジャズトランペット奏者の大野俊三さんをお招きし、
小泉中学校の体育館で演奏していただきました。
さすがの一言。とても貴重な時間を過ごすことができました。
今回の震災復興フォーラムは「小泉の秋」を満喫できたのではないかと思います。
また一歩、集団移転実現へと前に進んだと感じました。
最後に、仮設住宅の談話室前にあったプランターを紹介します。
こういう小泉地区に早く、明るいニュースが咲くことを祈ります。
次回の体験型講座は11月22日(火)に明日を考える会館で19:00〜開催します。
内容や詳しいことは後日お知らせいたします。
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