地域の絆 その2

1月17日(火)午後7時~、明日を考える会館において

第10回震災復興フォーラムが開催されました。

 

今回のテーマは

”地域の絆 その2”

です。

 

2012年初めての開催となりました。

 

前回のおさらいと、

小泉コミュニティの中心となる施設について、

 

①災害公営住宅の場所、

②地域交流センターの施設や内容について、

③移転先の宅地に「誰がどこに住むか」の選定方法

 

を話し合いました。

 

集団移転まちづくり体験型講座

 

午後7時の開始の時間では20〜30名くらいの方々が集まっていましたが、

徐々に人数が増え、50名近くの方々が参加されました。

 

会館に入ってすぐにみなさんは

「今日は何をするのか」を話していたり、

世間話をしていたりと、講座に参加するというよりも

みなさんのコミュニティー施設になった印象を受けました。

 

集団移転まちづくり体験型講座

さて、話し合いの内容についてですが、

 

公営住宅については

どの位置にあったら

高齢者や障害者の方のお世話ができるか、

地域交流が活発かどうかといった話がありました。

 

また、小泉ではない地域の人が来た時に

公営住宅を小泉の顔にしたい、といった意見や

航空写真で撮られた時にかっこいい方がいいのではないか

といったユニークな意見もありました。

 

しかし、「トップランナー小泉」として注目されている

という意識があるからこその意見ではないかと感じました。

 

集団移転まちづくり体験型講座
ゾーニング案をもとに公共施設や公営住宅の位置を考えます
集団移転まちづくり体験型講座

 

 

公共施設については、みんなが集まれる、ゆったりできるスペースがほしい

といったことや、

お祭りの時に準備するものや地域で所有しているものを一つにまとめて

イベントの時に来れるようにしたい

といった意見がありました。

 

集団移転まちづくり体験型講座
集団移転まちづくり体験型講座
ユニークな意見もたくさん出ました

 

 

そして最後に、集団移転先の宅地に

誰がどこに住むかをどうやって決めるのか、選定方法に

ついて話し合いました。

 

長年支え合ってきた人間関係を大切にしたい

という意見があり、小泉地区の強い絆を改めて

感じました。

集団移転まちづくり体験型講座
みなさんの頭を悩ませます
集団移転まちづくり体験型講座
一枚一枚の付箋にはこんなに文字が!

 

 

それぞれのテーマで話し合っている中でも、

森先生や、和田氏に質問をする場面も見られ、

どんどん考えが膨らんだり、わからないことや不安なこと

を解決している場面も見られました。

まだまだ考えていくことは沢山あります。

しかし、確実に小泉地区は前へ進んでいると感じています。

 

これからの未来、子供や孫の世代のために

真剣に考えたい、どうなっていくのか知りたい

そのような気持ちがみなさんを動かす原動力なんだと

感じました。

 

今後はいっそう、気仙沼市など、小泉地区以外の方に協力を

お願いする場面が増えていきそうです。

 

 

次回の体験型講座の日程など未定ですが、

決まり次第、こちらでお知らせいたします。