3月28日(水)午後7時~、明日を考える会館において
第14回まちづくり体験型講座が開催されました。
今回のテーマは「新しいまちづくり実践編」です。
今回も北海道大学の森先生、アトリエブンクの和田氏にお越しいただきました。
毎回毎回ご足労いただき、本当にありがとうございます。
前回の体験型講座では、3月11日から1年という節目を迎え、
祈念碑や、モニュメントのあり方について話し合い、
より一層、集団移転成功へ向けて意識が高まったのではないかと思います。
今回は、前回とは変わって、移転地に必要な建築協定について
話し合いました。具体的には、
区画内の家の配置や、庭、車庫の位置、
あるいは隣の家との間隔や遊歩道との間隔はどれくらい必要か、
などを話し合いました。
これから実際に土地を開発し、建物を建てていくにあたり、
隣人同士が協調し合い、お互いをもっと尊重するためには
どうしたらいいのかを、手と頭をフルに使って考えました。
今回も3つのグループに分かれて、
アトリエブンクによるまちの全体像を囲みながらの話し合いです。
家の向きや玄関、窓の位置を考えつつ、隣地との間隔を考えながら
各々の配置を設定していきます。
車は一台と限ったわけではないですし、平屋の家、2階建ての家など
希望は個々にあると思いますし、庭には木を植えたらどうなるかなどなど…
1区画だけであれば、希望や要望だけで決めていくことはできますが、
全体を考えるとかなり難しいと、皆さん頭を悩ませていました。
実際に手と頭を動かすと新しい発見や、
やっぱりこういうまちにしたいと思うことがあったり、
考えや、思いを共有できたのがよかったのではないでしょうか。
その後、それぞれのグループの代表者の発表です。
住む人のコミュニケーションを大事にした意見が印象的でした。
今回の講座に参加された皆様は、
まちづくりにおけるルール、ガイドラインの重要性を
改めて認識されたのではないでしょうか。
同じ思いでみんな一緒に進めることができる
集団移転というカタチだからこそ、
ルールをつくり、守ることがより重要なのだと感じました。
次回の体験型講座でも、引き続き話し合いを進めていきます。
余談ですが、この講座の翌日の河北新報1面に集団移転の記事が記され、
小泉地区の先進性が紹介されています。身が引き締まる思いです。
次回の体験型講座の開催日は未定ですが、
4月9日(月)にフォーラムを開催します。
これまでの講座の内容を振り返り、今後のスケジュールについて
お知らせをする予定です。
場所と時間はまだ未定ですので決まり次第、改めてご連絡いたします。
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